悪口や噂話に参加しない
人に告げ口されるような内容の会話には参加しないことが一番の自衛に繋がります。
もちろん自分自身から人の悪口を言ったり、その場にいない人の話をすることも厳禁です。
軽い気持ちで口にしたことであっても、それを別の人から本人に告げられれば必ずといっていいほど人間関係が悪化します。
そういうことを言っていると知った時点で告げ口をする誰かが現れるからです。
いい話や楽しい話というのはその場で完結してしまうことが多いのですが、誰かを貶めたり、悪く言った話は思った以上に広がりを見せますし、高い確率で対象の耳に入ります。
人間関係を良好に保ちつつ告げ口をする人から身を守るためには、自分自身から餌を与えないことが鉄則です。
たとえ一緒にいる人が誰かの悪口を言いスタートしたとしても、話を合わせるために同調してはいけません。
速やかにその場を離れるようにしましょう。
もちろん嫌いな人や苦手な人がいて愚痴の一つもこぼしたくなることがあると思いますが、そうした時に対象を知っている人にぶちまけてしまうのはいけません。
意識をしていなくてもそれが悪口になってしまいますし、こんなことを言っていたと本人に伝わる危険性がある行為は避けたほうが賢明です。
話題を振らずに聞き上手に徹する
告げ口をする人に対しては聞き上手に徹しておいて、むやみに告げ口されるような内容を自分自身から話さないようにすることが大事です。
誰に対してどんなことを伝えられるかわからないというときには、とにかく聞き手に回るようにして、自分自身からは話題を振らないようにしましょう。
どう接していいのかわからない、どんなことが告げ口される内容に繋がるのか怖いというのであれば、わざわざ告げ口をしそうな人に対してプライベートな話題を振ったり深刻な話をする必要はありません。
信用できない人と話をする時には誰とでも可能な天気や食べ物のことなど留めておいて、表面上だけ仲良くしておくことです。
結局告げ口をする人というのは、誰かが悪いことをしていた、言っていたと他の人に伝えることで対象の評判を貶め、自分自身の優位を確保したい、気にいらない人が嫌われるように仕向けたいという悪感情からそうすることが多いのです。
そもそも食いつきそうな話題を振らずに聞き役に回ることを心掛けていれば、「この人の話はつまらない」と判断して告げ口できそうなことを探ることをやめてくれます。
告げ口をする人と仲良くなっておく
告げ口をしそうな人に対して距離を取るのではなく、逆に仲良くなっておくというのも有効な対処法になります。
告げ口を言う人であっても仲良くしてくれている人、好きな人にはわざわざ自分自身から嫌われる可能性がある行動には出ないので、そうした人から好かれるように日頃から振る舞っておけば、告げ口をする対象から外れます。
人に嫌な思いをさせたいからこその告げ口なので、そうされない位置にいられれば安全なのです。
こういう人は告げ口をする悪癖で周囲の人から遠巻きにされていたり嫌われていることが多いので、普通の人と接しかたに差をつけないように好意的に振る舞っておくだけでも告げ口の対象外になります。
良好な関係を作れるように努力しておくことで、こちらの言動の粗探しをされなくなるので安心です。
我が強かったり強いコンプレックスを持っていたり、どちらかというと癖が強く付き合いづらいタイプが多いのですが、打ち解けていくことで少しずつ接しかたがわかってきます。
あえて自分自身から懐に入ってしまい、告げ口されないポジションを確保しておくのも一つの方法です。
「告げ口はやめて」と強く抗議する
自分自身のことを人に告げ口された時の、告げ口をした人への対処法としては、まず「強く抗議する」ということがあげられます。
グループの中のある人に対し、自分自身に関する悪い情報を告げ口されたとしましょう。
いうまでもなく、不快に感じるに違いありません。
その不快さを黙ったままでいると、告げ口を繰り返されるリスクが高くなります。
告げ口というのは卑怯な行為ですが、そういう卑怯な行為をする人は、気が小さいという傾向があります。
相手が強い人だと弱くなり、相手が弱いと思うと強く出るというところがあるのです。
なので、おとなしくしていると、舐められて、告げ口を何度もされてしまうことになりかねません。
それを防ぐためには、「あの人は強い人だ。あの人を怒らせると怖い」と思わせるのが一番です。
なので、自分自身のことを告げ口されたなら、その告げ口をした人に、直接、強く抗議するようにしましょう。
厳しい表情、強い口調で「告げ口をされて本当に迷惑している。こんなことはもうぜったいにやめてほしい」とアピールするのです。
告げ口というのは多くのとき、軽い気持ちでするものです
軽い気持ちで告げ口をした相手は、あなたが激怒しているのを見て、「大変なことになった」と感じるに違いありません。
そう感じさせれば、もう告げ口されることはないと思います。
「告げ口はあなた自身にとって損」と諭す
自分自身のことを告げ口した相手が職場の同僚などのとき、そこまで強く出られないこともあると思います。
しかし、そのときでも、何らかの反応を見せたほうが、告げ口を繰り返されるリスクは減らせます。
おススメなのは、告げ口するという行為は自分自身にとって決し得ではなく、損であることをわからせるという方法。
たとえば、同僚があなたの仕事ぶりなどについて、上司に告げ口したとしましょう。
当然、あなたは上司から注意されます。
上司からのあなたの評価は下がるわけです。
告げ口をする人は、それを狙って上司にその話をしたに違いありません。
しかし、上司からの評価が下がるのは、実はあなただけではないのです。
告げ口を聞いた上司は、その人に対して、「この人は、同僚のことを告げ口するような人間だ」という見方をすることと思います。
それはつまり、「信用のできない人間だ」という評価につながるわけです。
告げ口をする人は、そこまで考えてません。
考えていないからこそ、告げ口をするわけです。
なので、そのことを伝えることによって、「上司からの自分自身に対する評価が下がってしまったかも」という不安な気持ちになることと思います。
そうなれば、もう告げ口はしなくなるに違いありません。
相手にせず無反応な対応をする
自分自身に関する告げ口ではなく、ほかの人に関する告げ口を聞かされるということもあると思います。
そんなときは相手にしないのが一番です。
誰かの悪い情報を聞かされたなら、「そういう話を聞きたくない。聞かなかったことにするから」と言うのです。
告げ口をする人は、人の悪い情報を流して、告げ口の対象になっている人と、告げ口をした相手との関係を悪くさせようと考えていることが少なくありません。
二人をもめさせたいと思っているわけです。
なので「聞かなかったことにする」というような反応をされると、当てが外れて、おもしろくないと感じることと思います。
張り合いがないのなので、二度と告げ口を言ってくることはなくなるはずです。
また、自分自身のことを告げ口されたときでも、それにはまったく取り合わないで無視するという対処法もあります。
変な噂を流されたときなどは、あえて反応せず、無視してみてはどうと思いますか。
このときでも告げ口をする人は、当てが外れた気持ちになるに違いありません。
自分自身のことを告げ口されたときでも、人の告げ口を聞かされたときでも、あえて反応しなければ、告げ口する人はつまらなく感じるのです。
つまらないことを、繰り返そうという気にはなれないと思います。